バンコクに思う
バンコクは活気があります。
たくさんの人で溢れ、たくさんの騒音の中で1日が過ぎます。
街を歩くと近代的なビルが建ち並び、日本のような大きなショッピングアーケードがあちこちにあり、そして中のお店にはミスドやデニーズ、ケンタッキー、吉野家、さぼてん、てんやなどの名前も見られます。
それはそれで驚きなのですが、かたや道路を見ればたくさんの車で溢れかえり、乾期の町は排ガスのスモッグで煙り、そのため(そして新型肺炎のためも)のマスク姿の人が目立ちます。
先進国に追いつこうとする姿と、まだまだ中身が伴わない姿が一緒になっている感じです。もしかしたらかつての日本もこんな感じだったのかもしれませんが・・・。
ただ、ひどく寂しく虚しい思いが消えないのは、町のあちこちで見られる若い女性たちの姿です。
私が歩いたのは昼間なので夜にはもっと町の表情が変わるのかもしれませんが、濃い化粧をした若い女性たちがじっと座っているのです。彼女たちは自身を売り、そしてこれだけの数の女性を買う男性がいるということ。
日本人の多い地区を歩いた時に、特に女性たちが多かったように感じました。多分それだけ日本人の男性たちで買う人たちがいるということなのでしょう。
どういう事情があるのかわかりませんが、安易に女を売ることだけはやめてほしいです。病気で苦しむかもしれず、自分の将来を大事にしてほしいと切に願います。来たばかりのバンコクで感じたことでした。