タネって面白い
透き通るような黄色い花。良い香り!
そして、こちらはロウバイの実。
振るとカラカラと音がします。口が開いているのに硬くて中のタネが取り出せない・・・。割ってみると、
こんなタネが入っていました。
花が咲くまで何年もかかるそうですが、春になったら蒔いてみようかと思っています。
ロウバイの実を振ったり眺めたりしているうちに疑問がわいてきました。
このタネはどのように散布されるのだろうか・・・。重力散布?
重力散布の代表はドングリですが、ドングリはコロコロと転がる形状をしていて、親の近くに落ちてもちょっと離れたところへ転がっていくことができます。ロウバイのタネの形状では遠くまで転がれないし、もしかしたら動物散布??
形状がクチナシの実に似ているような・・・。クチナシは動物散布(鳥散布)です。
となると、動物散布の可能性が高いかな。
中国から来た木なので、中国では散布の方法があるのかもしれず、もう少し調べてみます。
最近一番お気に入りの、いただきもののキーホルダー。一番上のタネはアオツヅラフジ。植物でもまるでアンモナイトのような形を作るのが面白い。その隣、アワビのような形はオオツヅラフジです。どうしてこんな形??
そしてその下の狐の顔のようなタネは、ひっつき虫のアメリカセンダングサ。
ここのところ、タネの面白さにハマっています。冬芽も楽しいけれど、タネは個性的!
植物が旅に出られるのはタネの時。それぞれの植物が知恵を絞っているのを知るのは本当に面白いです。