夜景への心変わり
突然、師長さんが来て、部屋を変わります、と言われました。もっと静かな窓際に移動になります、と。まさかこのブログをよんでいるわけじゃないよね?と心配になりました。
移動した部屋は南向き、景色が見えるだけでホッとします。
夜景も綺麗。うん、綺麗です。でも…。
結婚してすぐにアメリカ西海岸に住みました。夫は学生だったので贅沢とは無縁の暮らしでしたが、夜、街が見える高台へ登った時、遠くにキラキラと輝く街の灯りがとても綺麗で、宝石はいらないから毎日、綺麗な夜景が見えるところに住みたい、と言ったら、その方が宝石より高い買い物になるんじゃないの、と笑いながら言われたことを思い出しました。
あの頃は、そのキラキラの一つ一つに人が生きている証を感じて、寂しくない気がしたのです。
あれから長い年月が経ち、今、入院している窓から見えている東京の街のキラキラ。
今は真っ暗な森の方がずっと魅力的に思えます。その中でたくさんの生き物たちが、潜んで生きているからでしょうか。そこにいるだけでワクワクします。人の好きなものは変わっていくものなんだなぁと思いました。
明日は肝生検です。肝臓の組織を取って精査します。それが終われば退院!もう少しの頑張りです(^^)