毎日の出会いは一期一会

毎日出会うすべてのものたちから、記憶に残したいものを少しだけ

初めて見た面白い蜂の巣

先日、面白いものを見つけました。

蜂の巣です。

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こんなに長い蜂の巣を見たのは初めてです。

調べてみて、確かではありませんが、ホソアシナガバチかな、と思ったのですが・・・。

風が吹いたら揺れて安定が悪そうだけれど、長い形はきっと意味があるのだろうなぁ。

 

この大家族、きっと次の世代が飛び立って、林のどこかで春を待っていることでしょう。

 

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緊急事態宣言が出た後も感染者数があまり減らないので、仕事場も緊張が高まっています。

今日からは、マスク2枚にフェースシールド、20分おきに換気、絶えずアルコール消毒をしました。職場で1人でも感染者が出てしまうと濃厚接触者ということで遡って大変なことになるようです。マスク2枚はさすがに苦しいです(笑)

どこまで頑張ればいいのか・・・、色々と限界があるような気がしますが、必要とされていることは本当にありがたいので、頑張りたいと思います。

 

 

タネって面白い

先日の里山では人里近い歩道でロウバイの花を見かけました。

 

透き通るような黄色い花。良い香り!

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そして、こちらはロウバイの実。

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振るとカラカラと音がします。口が開いているのに硬くて中のタネが取り出せない・・・。割ってみると、

 

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こんなタネが入っていました。

花が咲くまで何年もかかるそうですが、春になったら蒔いてみようかと思っています。

 

ロウバイの実を振ったり眺めたりしているうちに疑問がわいてきました。

このタネはどのように散布されるのだろうか・・・。重力散布?

重力散布の代表はドングリですが、ドングリはコロコロと転がる形状をしていて、親の近くに落ちてもちょっと離れたところへ転がっていくことができます。ロウバイのタネの形状では遠くまで転がれないし、もしかしたら動物散布??

 

形状がクチナシの実に似ているような・・・。クチナシは動物散布(鳥散布)です。

となると、動物散布の可能性が高いかな。

 

中国から来た木なので、中国では散布の方法があるのかもしれず、もう少し調べてみます。

 

 

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最近一番お気に入りの、いただきもののキーホルダー。一番上のタネはアオツヅラフジ。植物でもまるでアンモナイトのような形を作るのが面白い。その隣、アワビのような形はオオツヅラフジです。どうしてこんな形??

そしてその下の狐の顔のようなタネは、ひっつき虫のアメリカセンダングサ

 

ここのところ、タネの面白さにハマっています。冬芽も楽しいけれど、タネは個性的!

植物が旅に出られるのはタネの時。それぞれの植物が知恵を絞っているのを知るのは本当に面白いです。

 

 

ボタン電池1個の威力

朝、仕事に向かおうとして車に乗り込み、エンジンをかけようとしたけれどかからない・・・。

「キーが見つかりません」というメッセージが出ます。

もしかしたらリモコンキーの電池がなくなったのかも、と思い、電池のストックしてある入れ物をゴソゴソ。お目当てのボタン電池がありました!大急ぎでリモコンを分解し、ボタン電池を取り替えたところエンジンがかかりました。

いつも仕事場には30分前には入るのですが、今日はこの件で10分前に到着。

 

最近の車はイグニッションキーがなくなり、ポケットにリモコンキーを入れておくだけでドアが開けられたり、ボタンを押すだけでエンジンがかかったりして便利だと思っていましたが、こんな小さなボタン電池たった1個で、まったく車を動かすことができなくなるとは想像もしていませんでした。

これが山で起こったら・・・、コンビニもないし電池を手に入れることもできず・・・、と考えると恐ろしいです。

 

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夕方には母のところで担当者会議。介護認定でのデイサービス通いが始まります。

「私は幸せだよ」と言ったかと思うと「長くは生きたくない」と。確かに年齢を考えれば十分長生きしていると思いますが、なんと返していいのか・・・。願いは叶えてあげたいと思い走り回っていますが、なんでも母の希望通りにするとこちらの生活が立ちいかない・・・。

人の心を満たすのは本当に難しいです・・・。

 

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母のところから帰る時。

東の空の深いブルー、西の空のオレンジがあまりに綺麗で、明日からまた頑張ろうという気持ちになりました。

写真はずいぶん前のものです。夕方に見かけた猛禽です。

 

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ミスマッチな香り

ビワの花。

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近くで見ると美人です。

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そして何よりもその香りが好き!

信じられないけれど、杏仁豆腐の香りがします。

 

道路にはみ出して咲いているよそ様のビワを、通りかかった時に嗅いでいる私は、とても怪しい人に見えます(笑)

 

どこに隠れているでしょうか・・・

今日は近くの里山へ。

暖かな陽気に誘われて日向ぼっこしているチョウを見つけました。

 

この中にチョウが隠れています。どこにいるでしょうか。

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ここです。クロコノマチョウです。翅の裏は落ち葉の色。ジャノメチョウの仲間なので翅を閉じてとまります。本来は南方のチョウですが北上し、10年以上も前から関東で見かけていました。

 

こちらはどこに隠れているでしょうか。

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ここです。同じくクロコノマチョウです。

 

この中にもクロコノマチョウが隠れています。どこでしょうか。

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ここにいます。飛んだ先を追うので分かるのですが、目を逸らすと見失うほど周りの葉に溶け込んでいます。

 

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近寄ると翅の裏はこんな模様。

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そして少しだけ開いた翅の中にはジャノメチョウの仲間らしい模様があります。

 

 

こちらは別のチョウ。どこにいるでしょうか。

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ここです。シジミチョウの仲間で同じく越冬中のムラサキシジミです。チラッと光るブルーが見えます。今日、一番多く見かけたチョウでした。

 

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少しずつ翅を開いています。

 

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開き切るととても綺麗!でも閉じると落ち葉に同化します。

 

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ひだまりで春の花が咲いていました。春が近いと思うとちょっと嬉しくなりました。

最近の閉塞感の中、気持ちが明るくなります。

 

 

餌のないこの季節

以前はとまれなかった果物のバードフィーダーに、ヒヨドリがとまれるようになり、メジロのつがいを追い払って食べています。

ヒヨドリの食べる量はメジロの何倍あるんだろうか・・・。みかんのふさごと取っていくので、あっという間に空になります。

ヒヨドリがいなくなるとメジロがすぐに現れますが、しばらくするとヒヨドリが現れて追い払われる、ということを繰り返していました。

 

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なんとヒヨドリ、近寄っても逃げません!カーテンを開け、すぐ近くで見ていても食べ続けるので、大きく撮れました。

 

狭い庭に植えている小さなロウバイ、蕾があったので咲くのを楽しみにしていましたが全部ヒヨドリに食べられてしまいました。塀の近くの日陰にあったセンリョウも、今年たくさんの実がついて喜んでいたら、これもヒヨドリのお腹の中へ消えました。

ヒヨドリも餌がなくて困っているだろうし、メジロもなんとか食べることができているので、今回はニュートラルな立場でそっと見ています。(でもみかんの補給が大変!(笑) 冬の間だけなので頑張ります)

 

ワカケホンセイインコは、5羽の集団でやってくるようになりました。

こちらはフィーダーの奪い合いで大喧嘩しながら食べているので、あまり餌が減りません(笑)

 

 

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緊急事態宣言が出る前に申請したパスポート、今日が受取日でした。

いつ受け取るかかなり迷いましたが、感染者が減る様子がないので、思い切って今日受け取りに行ってきました。

街は人が少なく、シャッターがしまっているお店も多く、受け取りの場所も一人もいない・・・。

皆、頑張って不要不急の外出を控え、努力しているんだなぁと感じました。

この努力がなんとか形になってほしいと強く思います。

 

 

競うというDNA

最近話題のネットの規格、5G。

でもニュースを観ていたら、5Gの次の通信規格の話をしていました。NTTが開発している次世代の通信規格です。GAFAに負けないために、と社長が話していました。

ものを作るプロダクトの現場では、常に前を前を向いて走り続け、立ち止まることを許されない、絶えず競っていかなければならない厳しい世界だなぁと感じます。勝ち残ることが本当にいいことなんだろうか、とも思いながらも、生き物はDNAの中に競うことが刷り込まれているんじゃないかとも思うのです。

 

果物のバードフィーダーを吊るしたらメジロのつがいが来るようになって、1羽が食べている時は、もう1羽がちょっと離れたところから周りに危険がないか見張っています。そのメジロがちょっと騒がしくなった時は、新参者が来た時でした。

「一緒に食べよう、どうぞどうぞ」などと譲ることはなく、餌を守るために相手を追い払っていました。それは貴重な餌が自分の命に繋がるからなのでしょう。

考えてみれば、自分だって、少しでも良い成績をとるために小さい時から人と競ってきたように思います。でも今思うと、それはなんのため??生きるためと言い切れるのでしょうか・・・。

 

競わなくてもいい時間があってもいいんじゃないか、と最近は思います。

競うのは過去の自分と。

人間だからそれが許されるんじゃないかとも思うのです。

 

 

 

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