植物の不思議 クスノキ
試験で頭に詰めこんだだけの知識を実際にどうなっているのか確認しに、家から数分の公園へ行ってきました。
山へ行くのは大好きですが、こうしてちょっとした休憩時間に街路樹を見て発見があるとワクワクします(笑)
まずはクスノキ。
葉っぱをちぎると独特の、樟脳の香りがします。
勉強したことで一番気になっていたのが、ダニ部屋。
「三行脈」という、葉脈が3本に分かれるところにふくらみがあり、ここにダニが住んでいるのです。
ダニと言っても植物を食べるダニです。
常緑のクスノキは、秋頃に、このダニ部屋の入り口を狭くしてダニを閉じ込め、新緑が出る頃に葉を落とします。きっと新しい葉を食べられることは困るよ、ということなのかもしれません。でも、ダニ部屋を用意するということは、住み着くのはOKということのようです。
そこまで専門に学んだわけではないので、ダニが住むことがクスノキにとってどういうメリットがあるのかわからないのですが、物言わぬ植物の戦略には驚かされることがたくさんです。