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セイヨウキヅタ

冬で葉を落とした林の中でグリーンが目立つのはセイヨウキヅタです。

ブラックバード が美味しそうに実を食べていました。

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セイヨウキヅタは、 常緑つる植物であり、高さ20-30メートルに成長し、細根を利用して、崖や壁などによじ登って成長する。また、垂直面以外の場所でも地面を覆うようにして成長する。

葉は互生で、長さ50-100mm、葉柄は15-20mmである。葉は若葉のときは掌状で5裂であるが、成葉になると切れ込みが見られず心臓のような形となる。 花は、それぞれ直径3-5センチであり、小さな緑がかった黄色をしている。そして蜜が豊富にあり、晩夏から晩秋までのミツバチや他の昆虫のための重要な食料源となる。 果実は直径6-8 mmで、冬の終わり頃に橙黄色から紫黒色に成熟する。人間にとっては有毒であるが、多くの鳥にとっては重要な食料である。

果実には種子が5個あり、鳥に食べられることにより、広範囲に種子が散布される。

 

セイヨウキヅタは、観賞植物として広く栽培されている。自生地では、他の生物を数多く集めている。花には、70種以上の昆虫が蜜を求めて集まり、少なくとも16種の鳥が実を食べている。葉は密集した状態になることから緑の避難所としての役割を提供し、また、シカの餌となる

セイヨウキヅタは、管理していないと、すぐに生垣、木、境界線を超えて侵入し、庭園の厄介な植物となり、管理されていない空き地にも侵入することがある。栽培品種として30種以上あり、黄色、白、 多色(例えば「氷河(Glacier)」)、葉に深い切れ込みがあるもの(例えば「Sagittifolia 」)、紫色の茎、矮小品種などのような特徴をもつ品種が選抜されている

 自然のサポニンを多く含むため、昔からイギリスやフランス等のヨーロッパやアメリカでは洗濯洗剤や食器洗剤として使用されてきました。洗剤の作り方は簡単です。葉っぱを刻んで水で煮出して、24時間浸し置きし、絞って残りの液を使用します。

 wikipediaより抜粋